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アンプに繋いだ瞬間から鳴り続ける「ジー」「ブーン」という音。弾いていない時ほど気になるこのノイズ、ギターが壊れているわけではありません。
原因を切り分けて、順番に対処すればかなりのレベルまで減らせます。しかも多くは無料か数百円でできる対策です。この記事では、ノイズの種類の見分け方から、今すぐできる対策、本格的な対策までを解説します。
まず知っておきたい|ノイズには種類がある
「ノイズ」とひと括りにされがちですが、原因はまったく違います。ここを間違えると、いくら対策しても直りません。
| 症状 | 正体 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 常時「ジー」と鳴る | ハムノイズ | 電磁波の影響、アース不良、シールド不足 |
| ノブを回すと「ガリガリ」 | ガリ | ポットの汚れ・摩耗 |
| 体が触れると音が変わる | アース関連 | 弦アースが効いている証拠(正常なことも) |
| ケーブルを動かすとバリバリ | 接触不良 | シールドケーブルやジャックの劣化 |
この記事で扱うのは常時鳴る「ジー」というハムノイズです。ノブを回したときのガリは別の対処になります。
▶ ガリの直し方はこちら:ギターのガリ・ノイズの直し方|数百円で直す手順
今すぐ無料でできる対策5つ
お金をかける前に、まずこれを試してください。これだけで大幅に減ることも珍しくありません。
① 体の向きを変える
シングルコイルのギターは、電磁波を拾う向きがあります。その場で立ち位置や体の向きを90度変えてみてください。ノイズが小さくなる角度が必ず見つかります。これが最も手っ取り早い対策です。
② ノイズ源から離れる
- パソコンのモニター・テレビ:最大級のノイズ源。特に至近距離は要注意
- 蛍光灯・調光器付きの照明:調光機能はノイズを出しやすい
- 電源タップ・アダプター類:足元にまとめていると影響します
- Wi-Fiルーター、スマホ:意外な盲点
③ 電源のコンセントを変えてみる
アンプを挿すコンセントを変えるだけで、ノイズが変わることがあります。冷蔵庫やエアコンと同じ系統を避けるのがポイントです。
④ ピックアップの選択を変える
ストラトならハーフトーン(2・4ポジション)にすると、ノイズが打ち消されて静かになります。これはピックアップの構造上の特性です。ハムバッカー搭載機なら、そもそもノイズが出にくくなっています。
⑤ 弦に触れてみる
弦や金属パーツに触れるとノイズが小さくなるなら、アースは正常に機能しています。逆に触れても変わらない、あるいは触ると大きくなる場合は、アース線の外れなど電装の問題が疑われます。
道具を使う対策
シールドケーブルを見直す
意外と見落とされがちですが、ケーブルの品質はノイズに直結します。安価すぎるケーブルや、断線しかけた古いケーブルはノイズを拾いやすくなります。長すぎるケーブルも不利なので、必要な長さのものを選びましょう。
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ノイズゲート・ノイズサプレッサーを使う
エフェクターで「弾いていないときの音を遮断する」という発想の対策です。ノイズ自体を消すわけではありませんが、実用上は非常に効果的。特に歪ませる方には必須級のアイテムです。
本格的な対策|キャビティのシールディング
根本的にノイズを減らしたいなら、電装が収まっているキャビティ(配線用の空洞)を導電性の素材で覆うのが効果的です。外部からの電磁波を遮断する仕組みで、特にシングルコイル機で効果を体感しやすい対策です。
- 導電性アルミテープ:安価で施工しやすい。キャビティ内壁とピックガード裏に貼ります
- 導電塗料:塗るタイプ。均一に覆えますが乾燥に時間がかかります
重要なポイント:シールド材はアースに接続してこそ効果を発揮します。ただ貼るだけでは意味がありません。ポットの裏など、既存のアースと導通させる必要があります。この作業にはハンダ付けを伴うため、自信がなければリペアショップへ依頼するのが確実です。
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それでも消えない場合
- ノイズは「ゼロ」にはなりません:特にシングルコイルは構造上ノイズを拾う宿命があります。「減らす」が正しいゴールです
- アンプ側の問題かも:ギターを外してもノイズが鳴るなら、アンプや電源が原因です
- アース線の外れ:ブリッジへの弦アースが外れているとノイズが激増します。キャビティを開けて確認を
- ノイズレス系ピックアップへの交換:シングルの音を保ちつつノイズを抑えた製品もあります
よくある質問(FAQ)
ノイズは完全になくせますか?
完全にゼロにするのは困難です。特にシングルコイルのピックアップは構造上、外部の電磁波を拾いやすい特性があります。対策は「消す」ではなく「実用上気にならないレベルまで減らす」と考えるのが現実的です。
弦に触ると音が静かになるのは故障ですか?
故障ではありません。弦アースが正常に機能している証拠です。演奏者の体がアースの役割を果たすため、触れるとノイズが減ります。むしろ触れても何も変わらない場合のほうが、アース不良の可能性があります。
シールディングは自分でできますか?
導電性アルミテープを貼る作業自体は難しくありませんが、アースへの接続が必要で、多くの場合ハンダ付けを伴います。電装作業に慣れていない場合は、リペアショップへの依頼をおすすめします。
ハムバッカーならノイズは出ませんか?
ハムバッカーは2つのコイルでノイズを打ち消す構造のため、シングルコイルより大幅に少なくなります。ただし完全に無音というわけではなく、環境や配線状態によってはノイズが出ることもあります。
静かになったら、見た目も自分仕様に
ノイズが減ると、ギターと向き合う時間がぐっと快適になります。中身が整ったら、次は見た目。私たちJUNK GUITAR ARTは、高品質フィルムのラッピングでギターに好きなデザインをまとわせ、世界に一本のアートギターに仕上げています。
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まとめ|まずは「無料の対策」から
ハムノイズ対策は、①体の向きを変える ②ノイズ源から離れる ③コンセントを変える ④ピックアップ選択 ⑤アースの確認——ここまで全部無料です。それでも足りなければ、ケーブル・ノイズゲート・シールディングと段階的に。順番に試せば、必ず今より静かになります。
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※本記事は一般的な情報の紹介です。作業は自己責任で、安全に十分配慮して行ってください。
