安ギターのペグ交換でチューニングが安定する|選び方と手順【ハンダ不要】

ギターのヘッドに新しいペグを3つ取り付けた交換途中の状態

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「弾いているとすぐチューニングが狂う」「ペグを回してもピタッと合わない」——安ギターにありがちなこの悩み、原因の多くはペグ(糸巻き)の精度です。

そしてペグ交換は、ハンダ付け不要・ドライバー1本でできるという、改造のなかでも屈指の手軽さ。それでいて効果は絶大です。この記事では、ペグの選び方から交換手順、失敗しないためのポイントまで解説します。

目次

なぜ安ギターはチューニングが狂うのか

原因はいくつかありますが、ペグに起因するものは次の通りです。

  • ギア比が低い:安価なペグはギア比が粗く、少し回すと大きく音程が動くため、微調整が効きません
  • ガタつき・遊びがある:内部の精度が低いと、弦の張力で少しずつ戻ってしまいます
  • 弦の巻きつけがゆるむ:ポストへの巻き方次第で、演奏中に緩んでいきます

ちなみに、チューニングが狂う原因はペグだけとは限りません。ナットの溝で弦が引っかかっている、弦が伸びきっていない、といった要因もあります。ペグ交換の前に、まず新品の弦をしっかり伸ばして張り直すだけで改善することもあるので、順番に試すのがおすすめです。

初心者のギター弦交換|道具5つと基本手順

ペグ交換で変わること

  • チューニングの安定性:これが最大の効果。狂いにくくなり、微調整もしやすくなります
  • 弦交換のスピード:ロック式ペグなら、弦を巻きつけずに固定できるため作業が劇的に速くなります
  • 見た目の質感:安っぽいペグから交換すると、ヘッド周りの印象が引き締まります
  • 重量バランス:軽量ペグにすると、ヘッド落ち(ヘッドが下がる現象)が軽減されることも

ペグの選び方|ここだけは外さない3点

① 取り付け穴の径とネジ位置が合うか【最重要】

これを間違えるとヘッドに新しい穴を開ける羽目になります。今付いているペグを1つ外して、ヘッドの穴の直径裏側のネジ穴の位置を測ってください。

  • 穴径が合わない場合、変換ブッシュ(アダプター)で対応できることもあります
  • ネジ位置が違う場合は、既存の穴が残ってしまうため要注意
  • 迷ったら「現在のペグの型番」で検索、または同型番の交換品を選ぶのが確実です

② 配列(6連 or 3対3)

ストラト・テレキャスのように片側6連のヘッドか、レスポール・SGのように左右3対3かで、必要なペグのセットが変わります。片側6連の場合は「L6」「R6」など、どちら側用かの表記も確認してください。

③ ロック式にするかどうか

ロック式ペグは、弦をポストに巻きつけずにネジで挟んで固定する仕組み。巻きつけによる緩みが原理的に起きないため、チューニング安定性は抜群です。弦交換も速くなります。価格は通常のペグより高めですが、安ギターの弱点をいちばん強く補ってくれる選択肢です。

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交換手順(5ステップ)

STEP1 弦を外し、作業前に写真を撮る

弦をすべて外します。そして元のペグの向き・ワッシャーの順番をスマホで撮影。細かいパーツの順序は、外すと意外と分からなくなります。

STEP2 古いペグを外す

ヘッド裏のネジをドライバーで外し、表側のナット(ブッシュ)を緩めてペグを抜きます。ナットは専用レンチかプライヤーで、ヘッドに傷をつけないよう慎重に。工具にマスキングテープを巻くと保護になります。

STEP3 新しいペグを取り付ける

穴に差し込み、表側のナットで仮止め。6個すべての向きが揃っているかを確認してから本締めします。1つだけ傾いていると見た目で分かってしまうので、ここは丁寧に。

STEP4 ネジ穴の位置を確認して固定

ネジ穴の位置が元と同じなら、そのままネジ止め。位置がずれる場合は、いきなりネジをねじ込まないでください。木が割れる原因になります。下穴が必要な場合は、細いドリルで浅く開けてから。自信がなければ、この時点でリペアショップに相談するのが安全です。

STEP5 弦を張ってチューニング

新しい弦を張って調律します。ロック式の場合は、弦を穴に通してネジを締めるだけ——巻きつけ不要の快適さに驚くはずです。通常のペグの場合は、ポストに2〜3周きれいに巻きつけてください。

交換後もチューニングが狂うときは

  • 弦が伸びきっていない:新品の弦は伸びます。軽く引っ張ってなじませ→再チューニングを数回
  • ナットで弦が引っかかっている:チューニング時に「パキン」と音がするなら、ナットの溝が原因の可能性
  • ブリッジ側の問題:サドルやトレモロユニットの動きも確認を
  • 弦の巻き方:ポストへの巻きが多すぎたり、重なっていたりすると緩みやすくなります

▶ 弦高やネックの調整はこちら:ギターの弦高調整のやり方

よくある質問(FAQ)

ペグ交換は初心者でもできますか?

ハンダ付けが不要で、基本はドライバー作業のため、改造のなかでは易しい部類です。ただし取り付け穴やネジ位置が合わないと加工が必要になるため、購入前のサイズ確認がいちばん重要です。

ロック式ペグは本当に効果がありますか?

弦をポストに巻きつけないため、巻きつけ由来の緩みが起きにくくなります。とくにアーム(トレモロ)を使う方や、弦交換の手間を減らしたい方には体感しやすい効果があります。ただしチューニングの狂いにはナットやブリッジなど他の要因もあるため、ペグ交換だけですべて解決するとは限りません。

ペグの費用はどれくらいですか?

製品によって幅がありますが、通常タイプの6個セットで数千円程度から、ロック式はそれより高めの価格帯が一般的です。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。

穴のサイズが合わなかったらどうすればいいですか?

穴が小さい場合はリーマーなどで広げる必要があり、大きい場合は変換ブッシュで対応できることがあります。いずれもヘッドを加工する作業になるため、自信がない場合はリペアショップへの依頼をおすすめします。

中身を整えたら、見た目も自分仕様に

ペグを替えてチューニングが安定すると、そのギターへの愛着は一段と深まります。そうなったら次は見た目。私たちJUNK GUITAR ARTは、高品質フィルムのラッピングでギターに好きなデザインをまとわせ、世界に一本のアートギターに仕上げています。

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まとめ|サイズ確認さえ間違えなければ簡単

ペグ交換は、①穴径とネジ位置を測る ②配列とロック式の有無を決める ③ドライバーで付け替える——この3点さえ押さえれば、初めてでも十分に可能な改造です。ハンダ付けが要らないので、電装いじりの前の”最初の一歩”にも最適。チューニングが安定すると、練習そのものが楽しくなりますよ。

※本記事は一般的な手順の紹介です。作業は自己責任で、安全に十分配慮して行ってください。

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