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Amazonのアソシエイトとして、JUNK GUITAR ARTは適格販売により収入を得ています。
ギターの見た目を、いちばん安く、いちばん大きく変えられる改造。それがピックガード交換です。
数千円で、ネジを外して付け替えるだけ。塗装のように後戻りできない作業ではなく、飽きたら元に戻せます。
ただし、ひとつだけ落とし穴があります。「ストラト用」と書かれた商品を買っても、そのまま付くとは限らないこと。この記事では、買う前に必ず確認すべき規格と、機種ごとに違う難易度、そして実際の手順を解説します。
なぜピックガード交換が「最初の改造」に向いているのか
- 安い:千円台から手に入る。改造パーツのなかでは最も安い部類
- 工具がドライバー1本:ハンダ付けも、木部の加工も基本的に不要
- 元に戻せる:外したピックガードを保管しておけば、いつでも復元できる
- 変化が大きい:ボディの見える面積のかなりの部分を占めるため、印象がまるごと変わる
「改造してみたいが、失敗して楽器を壊すのが怖い」という方の入口として、これ以上に向いた作業はありません。
▶ 他の改造パーツと比べたい方は:激安ギターが化ける改造パーツ7選|どこから替える?優先度と効果を解説
【最重要】買う前に確認する3つの規格
ピックガードで最も多い失敗は、買ったのにネジ穴が合わないことです。同じ「ストラトキャスター用」でも、年代や製造国によって仕様が違います。注文ボタンを押す前に、次の3点を確認してください。
① ネジ穴の数(8穴か、11穴か)
ストラトキャスタータイプのピックガードには、大きく分けて8穴と11穴があります。
| 穴の数 | 対応するモデルの傾向 |
|---|---|
| 8穴 | 1950年代の仕様をベースにしたモデル |
| 11穴 | 1960年代以降の仕様をベースにしたモデル(現行の多くはこちら) |
この2つに互換性はありません。無理に取り付けると、使わないネジ穴がボディに残って見た目を損ないます。
確認方法はシンプルです。いま付いているピックガードのネジを数えてください。それが答えです。
② ミリ規格か、インチ規格か
ネジの太さと穴の位置には、ミリ規格とインチ規格があります。本家フェンダー系はインチ、国産の一部やコピーモデルにはミリ規格のものがあります。
穴の数が同じでも規格が違うと、穴の位置が微妙にずれて入らない、あるいはネジが緩いという事態になります。製造国が分かる場合はそれを手がかりに、分からない場合は販売店に問い合わせるのが確実です。
③ ピックアップの配列(SSS・SSH など)
ピックガードには、ピックアップを通す穴が開いています。シングルコイル3基(SSS)なのか、リアだけハムバッカー(SSH)なのかで、穴の形がまったく違います。
自分のギターのピックアップ構成を確認してから選んでください。
迷ったら、今のピックガードを真上から撮影して、その写真を持って店に相談するのがいちばん早いです。通販でも、写真を添えて問い合わせれば教えてもらえます。
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機種によって難易度がまったく違う
ここを知らずに始めると、途中で手が止まります。ピックガードが「電装を支えている」かどうかで、作業量が大きく変わるためです。
| 機種 | ピックガードの役割 | 難易度 |
|---|---|---|
| レスポールタイプ | ボディ側面のブラケットで固定。電装とは無関係 | ★☆☆ ネジ数本を外すだけ |
| テレキャスタータイプ | フロントピックアップのみを保持。コントロール類は別のプレート | ★★☆ ピックアップの移植が必要 |
| ストラトキャスタータイプ | ピックアップ・ポット・スイッチをすべて保持 | ★★★ 電装一式の移植が必要 |
ストラトの場合、ピックガードは「板」ではなく「電装の土台」です。つまり交換とは、板を替えることではなく、電装一式を新しい板に引っ越しさせる作業を意味します。
とはいえ、心配は要りません。ネジで留まっているものを外して、新しい板に留め直すだけで、ハンダ付けは基本的に不要です(後述)。
用意するもの
- 新しいピックガード:上記3点の規格を確認したもの
- プラスドライバー:ネジ頭に合ったサイズのもの。小さすぎるとネジ山をなめます
- 精密ドライバー:ピックアップの高さ調整ネジ用(ストラト・テレキャスの場合)
- 小物入れ:外したネジを種類別に分けておくため。これがあるかで作業のストレスがまるで変わります
- 新しい弦:どうせ外すので、この機会に張り替えるのが効率的です
- 柔らかい布・マット:作業中にボディを傷つけないため
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交換の手順(ストラトタイプの場合)
STEP1 弦を外す
ピックガードは弦の下にあるため、弦を外さないと持ち上がりません。緩めるだけでは作業できないので、完全に外してしまいます。どうせ外すなら、新しい弦を用意しておくのが合理的です。
STEP2 【必須】現状を写真に撮る
作業前に、ピックガードを真上から1枚、そして裏返した状態の配線を数枚撮っておいてください。
これは保険ではなく、必ず後で見返すことになる資料です。どの線がどこに繋がっていたか、ピックアップの高さがどうだったか——記憶だけで戻せると思わないほうがいいです。
STEP3 ネジを外して、そっと持ち上げる
ピックガードの外周のネジをすべて外します。外したネジは長さが違うことがあるので、位置が分かるように並べて置いてください。
ここで重要な注意点があります。持ち上げても、ピックガードはまだギターと繋がっています。出力ジャックへの配線がボディ側から伸びているためです。勢いよく引っ張ると断線します。そっと開いて、本のように横に倒してください。
STEP4 電装を新しいピックガードへ移す
裏返したピックガードから、ピックアップ・ポット・スイッチを外し、新しいピックガードの同じ位置に取り付けます。
配線をつないだまま、まるごと移し替えるのがコツです。そうすればハンダ付けは発生しません。配線をほどいたり、線を切ったりする必要はまったくありません。
ピックアップの下にはスポンジやバネが入っています。これを紛失すると高さ調整ができなくなるので、外した瞬間に小物入れへ。
STEP5 取り付けて、弦を張る
新しいピックガードをボディに合わせ、ネジは対角線の順に、少しずつ均等に締めていきます。1本を一気に締め切ると、ピックガードが反ったり割れたりすることがあります。
締めすぎにも注意してください。プラスチックは締めすぎると割れます。止まったところから、ほんの少しだけで十分です。
弦を張ったら、ピックアップの高さを確認します。作業前の写真と見比べて、同じ高さに戻してください。
▶ ピックアップそのものを替えたくなったら:ギターのピックアップ交換のやり方【7ステップ】
素材と色の選び方
規格さえ合っていれば、あとは完全に好みの世界です。代表的な選択肢を挙げておきます。
| 種類 | 印象 |
|---|---|
| 3プライ(白/黒/白 など) | もっとも標準的。層の断面が縁に見えるのが特徴 |
| 1プライ(単層) | ヴィンテージらしい素朴な見た目 |
| パーロイド(貝柄) | 光の角度で表情が変わる。一気に高級感が出る |
| べっ甲柄 | 暖色のボディと相性がよい。落ち着いた雰囲気に |
| ミラー・メタル | 主張が強い。ステージ映えを狙うなら |
| クリア・スモーク | 中の電装が透けて見える。個性を出しやすい |
迷ったときは、ボディの色と「反対」の明度を選ぶと失敗しません。濃いボディには明るいピックガード、明るいボディには濃いピックガード。輪郭がはっきりして、意図した見た目になります。
やってはいけないこと
- 穴が合わないのに、無理にネジを打つ:ボディに新しい穴を開けることになり、元に戻せなくなります
- 配線を引っ張る:STEP3で触れたとおり、断線の原因です
- ネジを締めすぎる:プラスチックは割れます。特に角の部分は要注意
- 電動ドライバーを使う:トルクが強すぎて、締めすぎと割れを一瞬で起こします。手回し一択です
- 写真を撮らずに始める:戻せなくなってからでは遅いです
ピックガードだけでは足りなくなったら
ピックガードを替えると、たいてい次のことを思います。「ボディの色も変えたい」と。
自分で塗り替える道もありますが、塗装は戻せません。そこで、もう一段大きく見た目を変えつつ、元にも戻せる方法があります。それがラッピングです。
私たちJUNK GUITAR ARTは、ギターに高品質フィルムでオリジナルデザインを施し、世界に一本だけのアートギターに仕上げています。塗装を削らないため、ボディそのものは元のまま。ピックガード交換の延長線上にある選択肢だと考えてください。
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よくある質問(FAQ)
ピックガードを替えると音は変わりますか?
板そのものによる音の変化は、あったとしてもごくわずかです。ただしストラトタイプの場合、作業の過程でピックアップを外して付け直すため、その高さがわずかに変われば音は変わります。作業前の高さを写真に残しておき、同じ状態に戻すことで、意図しない変化を防げます。
ハンダ付けは必要ですか?
基本的に不要です。配線をつないだまま、ピックアップやポットを古いピックガードから新しいピックガードへ移し替えれば、ハンダ作業は発生しません。線を外したり切ったりする必要はありません。ハンダごてが必要になるのは、ピックアップそのものを別の製品に交換する場合です。
「ストラト用」と書いてあれば、どのストラトにも付きますか?
付くとは限りません。ネジ穴が8穴か11穴か、ミリ規格かインチ規格か、ピックアップの配列がSSSかSSHかによって形状が異なります。購入前に、いま付いているピックガードのネジの本数を数え、真上から写真を撮って比較してください。
ネジ穴が1つだけ合いません。どうすればいいですか?
無理にネジを打たないでください。ボディに新しい穴が開くと、元の状態には戻せなくなります。まずは規格違いを疑い、購入元に確認してください。どうしても合わない場合は、その穴のネジを使わずに固定できるかを検討し、それも難しければ返品・交換を相談するのが賢明です。
外した古いピックガードは捨てていいですか?
保管をおすすめします。元に戻したくなったとき、また売却するときに、オリジナルのパーツが残っているかどうかは価値に影響します。外したネジも一緒に、袋に入れて保管しておいてください。
作業時間はどれくらいかかりますか?
レスポールタイプなら10分程度、テレキャスタータイプで30分前後、ストラトタイプで1時間ほどが目安です。初めての場合は倍を見ておくと、焦らずに進められます。弦交換の時間は別途必要です。
まとめ|規格さえ合えば、失敗しようがない改造
ピックガード交換で失敗する原因は、ほぼ一つ。買う前の規格確認を飛ばすことです。
- ネジ穴は8穴か11穴か——いま付いているものを数える
- ミリ規格かインチ規格か——分からなければ販売店に確認
- ピックアップの配列——SSSかSSHか
この3つさえ合っていれば、あとはドライバー1本の作業です。写真を撮り、ネジを並べ、対角に少しずつ締める。それだけで、数千円でギターの印象がまるごと変わります。
※本記事は一般的な手順の紹介です。仕様は機種により異なります。作業はご自身の責任において、安全に十分配慮して行ってください。

