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Amazonのアソシエイトとして、JUNK GUITAR ARTは適格販売により収入を得ています。
開放弦はチューナーでぴったり合っている。なのに、コードを押さえると気持ち悪い。ハイポジションに行くほど、音が濁って聞こえる——。
その原因は、チューニングでも腕でもありません。オクターブ調整です。
必要なのはチューナーとドライバー1本。作業自体は難しくありませんが、やる順番を間違えると、いくらやっても合いません。そこも含めて解説します。
オクターブ調整とは何か
ひとことで言えば、「開放弦」と「12フレットを押さえた音」が、ぴったり1オクターブ違う状態に合わせる作業です。
弦は押さえると、わずかに伸びます。伸びれば音は高くなる。この「押さえたときのズレ」を、弦の長さを前後させて補正するのがオクターブ調整です。
狂っていると、こうなる
- 開放弦は合っているのに、コードが濁る
- ローポジションは良いが、ハイポジションで気持ち悪い
- チューナーで合わせ直しても、弾くとまた合わない気がする
- 他の楽器と合わせたときだけ違和感がある
「腕のせいだ」と思って練習を続けても、絶対に解決しません。楽器側の問題だからです。
【重要】調整の順番を守る
ここが最も大切です。オクターブ調整は、いちばん最後にやる作業です。
| 順番 | 作業 | 理由 |
|---|---|---|
| ① | 新しい弦を張る | 古い弦・伸びた弦では正確に合わない |
| ② | チューニングを合わせる | 張力が変わると次の工程がずれる |
| ③ | ネックの反りを調整 | 弦とフレットの距離が変わる |
| ④ | 弦高を調整 | 弦高が変わるとオクターブもずれる |
| ⑤ | オクターブ調整 | ここでようやく確定できる |
③④を飛ばして⑤だけやっても、意味がありません。ネックや弦高を後から動かすと、せっかく合わせたオクターブがまた狂うからです。
▶ ネックの反りの直し方/弦高調整のやり方/弦交換に必要な道具
用意するもの
- チューナー:精度が必要なので、クリップ式よりもペダル型やプラグイン式が確実です
- プラスドライバー:ストラトなど多くのブリッジで使用
- 六角レンチ:ブリッジのタイプによっては必要
- 新しい弦:必須です。古い弦では合いません
▶ Amazonでチューナーを見る/精密ドライバーセットを見る。サウンドハウスにも調整工具が揃っています。
調整の手順
STEP1 12フレットの実音とハーモニクスを比べる
まず開放弦をチューニングします。次に12フレットのハーモニクス(弦に軽く触れて鳴らす音)と、12フレットを普通に押さえた実音を、それぞれチューナーで見ます。
この2つが同じ高さなら、その弦は合っています。
STEP2 ズレの方向を読む
| 実音の状態 | 意味 | 動かす方向 |
|---|---|---|
| ハーモニクスより高い(シャープ) | 弦が短すぎる | サドルをブリッジ側(後ろ)へ下げる |
| ハーモニクスより低い(フラット) | 弦が長すぎる | サドルをネック側(前)へ上げる |
覚え方はシンプルです。「高いなら伸ばす、低いなら縮める」。弦の振動する長さを変えている、と考えると迷いません。
STEP3 サドルを少しずつ動かす
ブリッジのサドルを固定しているネジを回して、前後に動かします。一度に大きく動かさないこと。4分の1回転ずつ、確認しながら進めます。
動かしたら必ずチューニングし直してください。サドルの位置が変わると開放弦の音程も変わるので、チューニングし直さないと次の判断ができません。
STEP4 1弦ずつ、順番に
6本すべてを同時に見ようとすると混乱します。1弦ずつ確定させてから次へ進んでください。
「チューニング → ハーモニクスと実音を比較 → サドルを動かす → またチューニング」。この繰り返しです。
STEP5 最後にもう一周確認
6本終わったら、最初の弦に戻ってもう一度確認します。作業中に弦の張力バランスが変わっているため、微妙にずれていることがあります。
ブリッジのタイプで難易度が違う
| ブリッジ | 調整のしやすさ |
|---|---|
| ストラトタイプ(シンクロトレモロ) | 弦ごとに独立。ドライバーで前後に動かせる。比較的やりやすい |
| チューンオーマチック(レスポール等) | 弦ごとにサドルのネジを回す。狭いので精密ドライバーが必要 |
| テレキャスタータイプ(3連サドル) | 2弦で1つのサドルを共有するため、完全には合わせきれない構造 |
| アコースティックギター | サドルが一体で動かせない。調整はリペアショップの領域 |
テレキャスターの3連サドルは、構造上どうしても妥協が必要です。6連サドルに交換するという選択肢もありますが、それは音や見た目の好みも含めた別の判断になります。
アコギは自分で調整できません。サドルを削るなどの加工が必要で、削りすぎると元に戻せないためです。
やってはいけないこと
- 古い弦のまま調整する:伸びきった弦では正しい値が出ません。張り替えてから
- チューニングし直さずに次へ進む:サドルを動かすたびに音程は変わります
- 一度に大きく動かす:行き過ぎると往復が増えて時間がかかります
- ネックや弦高を後から触る:オクターブが振り出しに戻ります
- アコギのサドルを自分で削る:不可逆です。リペアショップへ
合わないときに疑うこと
手順どおりにやっても合わない場合、原因は別のところにあります。
- サドルが可動範囲の端まで来ている:ネック取り付け位置やブリッジ位置の問題の可能性
- 弦が古い、または不良:新品に替えると解決することがあります
- ナットの高さが合っていない:ローポジションだけ音程が高い場合はこれを疑います
- フレットが摩耗している:頭が平らになったフレットでは正確な音程が出ません
▶ フレットの摩耗が疑わしい場合:フレットすり合わせ・交換の費用|直すか手放すかの判断基準
音程が整ったら、見た目も自分仕様に
弦高、ネック、オクターブ。ここまで調整すると、同じギターとは思えないほど弾きやすくなります。市販の楽器を「自分の手に合った一本」へ育てる作業です。
同じことが見た目にも言えます。私たちJUNK GUITAR ARTは、ギターに高品質フィルムでオリジナルデザインをラッピングし、世界に一本のアートギターに仕上げています。手に馴染む弾き心地と、目に嬉しい見た目。両方そろった相棒を作りませんか。
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よくある質問(FAQ)
オクターブ調整はどれくらいの頻度でやるべきですか?
毎回の弦交換で必要なわけではありません。同じ銘柄・同じ太さの弦を張り続けているなら、しばらくは安定します。調整が必要になるのは、弦の太さ(ゲージ)を変えたとき、弦高やネックを調整したとき、そしてコードの響きに違和感を覚えたときです。
開放弦は合っているのに、コードが濁ります。なぜですか?
オクターブ調整が狂っている典型的な症状です。開放弦の音程と、押さえたときの音程は別の話で、後者を合わせるのがオクターブ調整です。特にハイポジションで違和感が強い場合は、この可能性が高くなります。
チューナーはクリップ式でも大丈夫ですか?
作業自体はできますが、精度の面ではペダル型やプラグイン式のほうが確実です。オクターブ調整は数セント単位のずれを見る作業なので、表示が細かく安定しているチューナーのほうが判断しやすくなります。
弦の太さを変えたら、調整し直す必要がありますか?
必要です。弦の太さが変われば張力も変わり、押さえたときの伸び方も変わります。ゲージを変更したときは、ネックの反り・弦高・オクターブをひととおり見直してください。
アコースティックギターのオクターブ調整はできますか?
自分では調整できません。アコギのサドルは一体型で前後に動かせないため、調整するにはサドルを削るなどの加工が必要になります。削りすぎると元に戻せないので、リペアショップに相談してください。
テレキャスターの3連サドルでも合わせられますか?
完全には合わせきれません。2本の弦で1つのサドルを共有する構造のため、どちらかに妥協が必要になります。多くの場合は、よく使う弦を優先して折り合いをつけます。6連サドルへの交換という選択肢もありますが、音や見た目の好みも含めた別の判断になります。
まとめ|順番を守れば、必ず合う
- 12フレットのハーモニクスと実音を一致させるのがゴール
- 実音が高い→サドルを後ろへ、低い→前へ
- 弦交換→チューニング→ネック→弦高→オクターブの順番を守る
- 1弦ずつ、動かすたびにチューニングし直す
- アコギは自分でやらない
この順番さえ守れば、あとはチューナーが正解を教えてくれます。「腕のせいかもしれない」と悩んでいた違和感が、30分で消えることもあります。
※本記事は一般的な手順の紹介です。仕様は機種により異なります。作業はご自身の責任において、安全に十分配慮して行ってください。

