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Amazonのアソシエイトとして、JUNK GUITAR ARTは適格販売により収入を得ています。
弦を押さえた場所で音がビビる。特定のフレットだけ音が詰まる。指板を見ると、フレットの頭が平らにへこんでいる——。
フレットの摩耗です。消耗品なので、弾けば必ずこうなります。
問題は「いくらかかるのか」、そして「そのギターに払う価値があるのか」。この記事では、楽器店が公開している実際の料金をもとに、その判断材料をまとめます。
結論:修理費が本体価格を超えることは、珍しくない
先に結論を出しておきます。実際の料金はこうです。
| 作業 | 島村楽器 | イケベ楽器WSR |
|---|---|---|
| フレットすり合わせ | 15,400円〜 | 13,200円(税込) |
| フレット交換(全体) | 52,800円〜(デタッチャブル) 59,400円〜(セットネック) | 38,500円(税込・ローズ/エボニー) 49,500円(税込・メイプル指板) |
| フレット浮き修正 | 1箇所 2,970円〜 | 1本 3,300円(税込) |
| 基本セットアップ | 8,250円〜 | 3,300円(税込) |
※2026年8月時点で各社公式サイトに掲載されている料金です。いずれも技術料金で、パーツ代は別途。仕様や状態により変動します。最新の金額は必ず公式サイトでご確認ください。
フレット交換は、4万〜6万円台。ハードオフで数千円のジャンクギターを買った人にとって、これは本体価格の10倍を超える金額です。
つまり、この記事で本当に考えるべきは修理の手順ではなく、直すか、別の道を選ぶかという判断そのものです。
そもそも、すり合わせと交換はどう違う?
すり合わせ|削って平らにならす
摩耗したフレットの高さを揃えて、頭の形を整え直す作業です。フレットそのものは元のまま使うので、費用は交換より大幅に安く済みます。
ただし削る作業なので、フレットは確実に低くなります。そのため何度もできません。
交換(リフレット)|すべて打ち替える
フレットを抜いて、新品を打ち直します。減りがひどい場合や、すり合わせを繰り返して高さが残っていない場合はこちらになります。
指板の状態によっては塗装も伴うため、メイプル指板は費用が上がります。上の表でメイプルだけ高いのはそのためです。
どちらになるかは、自分では判断しきれない
残っているフレットの高さ、減り方の偏り、指板の状態——これらを見て決まります。見積もりの段階で「すり合わせで足りるか」を聞くのが確実です。
自分でやるべきではない理由
メンテナンスの多くは自分でできますが、フレット作業は例外です。
- 失敗が不可逆:削りすぎたフレットは戻りません。次の手段が交換しかなくなります
- 専用工具が必要:フレットファイル、すり合わせ用の平面出し治具、指板保護材など。工具代だけで作業費に近づきます
- 平面が出せないと意味がない:すり合わせの本質は「すべてのフレットの頂点を同一平面に揃える」こと。目視と勘では届きません
- 失敗すると価値が下がる:素人作業の痕跡は、売却時の査定にも響きます
弦交換・弦高調整・ガリ取りといった作業とは、必要な精度がまったく違います。▶ 自分でできる範囲はこちら:ギターの弦高調整のやり方/ネックの反りの直し方
修理に出す前に確認したい3つのこと
① 本当にフレットが原因か
ビビりの原因はフレットとは限りません。ネックの反りや弦高が原因のことも多いのです。
順番として、まずネックの状態を確認し、次に弦高を見る。それでも特定のフレットだけビビるなら、フレットを疑います。この順番を飛ばすと、数万円の作業をして原因が別だったという事態になります。
② そのギターの市場価値はいくらか
修理費と、いま売った場合の金額を並べてください。5万円かけて直したギターが、中古市場で2万円にしかならないことは普通にあります。
もちろん金額だけで決める話ではありません。ただ、数字を知らずに決めるのと、知ったうえで「それでも直す」と決めるのは違います。
▶ 相場の調べ方:楽器買取はどこがいい?主要6社を比較/ギターの買取相場と、売る前に試したい選択肢
③ 見積もりは複数から取る
上の表を見てのとおり、同じ作業でも店によって金額が違います。フレット交換で1万円以上の差が出ることもあるので、2〜3店に相談する価値は十分にあります。
判断の分かれ道
| こんなギター | おすすめの選択 |
|---|---|
| 思い入れがある/高価格帯/演奏で使い続ける | 直す。長く付き合うなら費用は回収できる |
| 安価な量産モデル/弾く頻度が低い | 売る。修理費で程度の良い中古が買える |
| 思い出はあるが、もう弾かない | 飾る・アートにする。演奏機能を必要としない道 |
| 原因がフレットか分からない | まず見てもらう。診断だけなら安く済むことが多い |
弾かないなら、直さなくていい
ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。
フレットは「弾くために」必要な部品です。飾るだけなら、摩耗していようが、まったく問題になりません。
「もう弾かないけれど、思い出があって手放せない」——そのギターに5万円かける必要はありません。演奏機能を諦めれば、選択肢は一気に広がります。
私たちJUNK GUITAR ARTは、ギターに高品質フィルムでオリジナルデザインをラッピングし、飾ることを前提とした一点もののアートギターに仕上げています。フレットが減っていても、音が出なくても、形が残っていれば作品として成立します。
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売る場合は、直さずに出す
売却するなら、修理してから出す必要はありません。自分で修理費を払っても、その分だけ査定が上がるとは限らないためです。フレットの状態は査定に影響しますが、修理費を上回る査定アップは期待しにくいのが実情です。
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もあります。
よくある質問(FAQ)
フレットのすり合わせは何回までできますか?
明確な回数の決まりはありません。フレットに残っている高さ次第です。すり合わせは削る作業なので、行うたびにフレットは低くなります。低くなりすぎると音詰まりや弾きにくさが出るため、その段階で交換になります。何回できるかは、現在の残り高さを見てもらうのが確実です。
すり合わせと交換、どちらが必要か自分で分かりますか?
正確な判断は難しいです。残っているフレットの高さ、減り方の偏り、指板の状態を総合して決まるためです。見積もりの際に「すり合わせで対応できる状態か」を確認してください。多くの店では診断だけなら費用を抑えて相談に応じてくれます。
フレット交換はどれくらいの費用がかかりますか?
2026年8月時点で各社公式サイトに掲載されている料金では、島村楽器がデタッチャブルタイプ52,800円〜、セットネックタイプ59,400円〜、イケベ楽器WSRがローズ・エボニー指板38,500円、メイプル指板49,500円といずれも税込で案内されています。指板の材や塗装の有無で変わり、パーツ代は別途となる場合があります。最新の金額は各店の公式サイトでご確認ください。
ビビりが出たら、必ずフレットが原因ですか?
違います。ネックの反りや弦高が原因であることのほうが多いくらいです。まずネックの状態を確認し、次に弦高を調整してみてください。それでも特定のフレットだけでビビる場合に、フレットの摩耗や浮きを疑うという順番が確実です。
自分ですり合わせをやってもいいですか?
おすすめしません。すり合わせの本質はすべてのフレットの頂点を同一平面に揃えることで、専用の工具と技術が必要です。削りすぎたフレットは元に戻せず、次の手段が交換しかなくなります。また素人作業の痕跡は売却時の査定にも影響します。
修理費が本体価格を超えたら、どうすべきですか?
状況によります。思い入れがあり演奏で使い続けるなら、直す価値は十分にあります。一方、安価な量産モデルで弾く頻度が低いなら、売却して程度の良い中古を探すほうが合理的です。もう弾かないけれど手放したくないという場合は、演奏機能を諦めて飾るという選択肢もあります。
まとめ|金額を知ってから決める
- すり合わせ 1.3万〜1.5万円台、交換 3.8万〜5.9万円台(2026年8月時点の公表料金)
- フレット作業は自分でやらない。失敗が不可逆で、工具代も作業費に近づく
- ビビりの原因はフレットとは限らない。ネックの反り→弦高→フレットの順に確認
- 修理費と売却額を並べてから決める
- 弾かないなら、直す必要はない
※本記事に掲載した料金は、2026年8月時点で各社公式サイトに記載されている内容です。当サイトが施工・比較したものではありません。仕様や状態により変動しますので、必ず各店にお問い合わせください。

