ギターのガリ・ノイズの直し方|接点復活剤からポット交換まで【初心者OK】

エレキギターのボリュームノブを回して確認する手元と接点復活剤のスプレー缶

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ボリュームを回すと「ガリガリッ」というノイズ。ジャックを触ると「バリバリ」。中古やジャンクのエレキギターで、ほぼ確実に出会うのが「ガリ」です。

安心してください。ガリの多くは数百円の接点復活剤で直り、それでダメでもポット交換(部品代1,000円前後)で解決できます。この記事では、原因の切り分け方から対処法まで、症状の軽い順に解説します。

目次

「ガリ」の正体は?

ガリの主な発生源は、ボリュームやトーンのポット(可変抵抗器)。内部で金属の接点が擦れ合う構造のため、ホコリ・酸化・摩耗があるとノイズが出ます。長期間放置されたギターほど出やすい——ジャンクギターにガリが付き物なのは、このためです。

まずは原因の切り分けから

  • ボリューム/トーンを回すとガリガリ → ポットが原因(この記事のメイン)
  • シールドを挿したジャック部を動かすとノイズ → ジャックの汚れ・接触不良・ゆるみ
  • 特定のピックアップ位置だけ音が出ない・途切れる → セレクタースイッチや配線・ハンダ不良の疑い
  • 常時「ジー」というノイズ → ガリではなくシールディングやアースの問題(別のテーマ)

順番に触って動かして、「どこをいじるとノイズが出るか」を特定しましょう。ここが分かれば、対処は簡単です。

対処法① 接点復活剤(軽症はほぼこれで解決)

ポットの開口部に細いノズルで接点復活剤を少量スプレーしている手元
少量をスプレーして、ノブをクルクル。これで9割は直る。

ガリ対処の定番にして最強のファーストチョイス。ポットの側面や背面にある小さな開口部から接点復活剤を少量スプレーし、ノブを何十回もクルクル回してなじませるだけ。酸化被膜や汚れが洗い流され、多くの場合これでガリは消えます。

  • 吹きすぎ注意:少量で十分。ビショビショにすると逆にホコリを呼びます
  • ジャックのガリにも有効:端子に少量付けてシールドを抜き差し
  • 効果が一時的ですぐ再発する場合は、ポットの摩耗が進んでいるサイン → 対処法③へ

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対処法② ジャックの清掃と増し締め

ジャック起因のノイズは、端子の汚れ落とし+ナットの増し締めで解決することがほとんど。ジャックがグラグラ回ってしまっている場合は、内部で配線がねじれて断線しかけていることもあるので、一度開けて確認を。端子の接点圧が弱っている場合は、端子を軽く内側に曲げて調整します。

対処法③ ポット交換(再発を繰り返すなら)

新品のポット数個と外した古いポット、ハンダごてが並ぶ作業台と開いたギターのキャビティ
再発を繰り返すなら、1個1,000円前後のポット交換で根治。

接点復活剤で直らない・すぐ再発する場合は、ポット自体の寿命です。部品代は1個1,000円前後。交換にはハンダ付けが必要ですが、配線の数はピックアップ交換より少なく、良い練習台になります。

交換用ポットの選び方(最低限これだけ)

  • 抵抗値:元のポットと同じものが基本。目安はシングルコイル系=250kΩ、ハムバッカー系=500kΩ。ポット本体の刻印(A250K、B500Kなど)を確認
  • カーブ:ボリュームにはAカーブが定番(トーンもAが多め)。元の刻印に合わせれば間違いなし
  • シャフト径・ミリ/インチ規格:国産とUSA製で径が違い、ノブやナットが合わないことがあるので、元のポットと同規格を

交換手順(ざっくり)

  1. 作業前に配線をスマホで撮影(毎度おなじみ、最強の保険)
  2. ノブとナットを外し、旧ポットの配線をハンダごてで外す
  3. 新しいポットを取り付け、写真どおりに配線をハンダ付け
  4. 組み戻す前にアンプで動作確認

▶ ハンダ付けのコツは:ギターのピックアップ交換のやり方【7ステップ】で詳しく解説しています。

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注意点と、プロに任せる目安

  • 接点復活剤は樹脂やフィニッシュに付けない:塗装面に垂れたらすぐ拭き取る
  • ハンダごては火傷・換気に注意
  • 直っても再発を繰り返す・複数箇所が同時に不調 → 電装一式リフレッシュの時期。リペアショップの工賃は数千円〜が目安なので、無理せず相談を

ガリが直ると、ギターはもっと好きになる

ノイズだらけだった一本が、静かにクリアに鳴る——ガリ直しは、ジャンクギター再生の中でも特に達成感の大きい作業です。そうして中身が蘇ったら、外見も蘇らせてみませんか。私たちJUNK GUITAR ARTは、高品質フィルムのラッピングでギターを世界に一本のアートに仕上げる専門工房です。音は自分の手で、見た目はプロの手で——それも素敵な再生のかたちです。

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よくある質問(FAQ)

ボリュームを回すと出るガリ音の原因は何ですか?

多くはポット(可変抵抗器)内部の汚れや酸化、摩耗です。長期間使われていなかったギターほど発生しやすくなります。

接点復活剤はどこに使えばいいですか?

ポットの側面や背面にある小さな開口部から少量スプレーし、ノブを何十回も回してなじませます。吹きすぎると逆にホコリを呼ぶため、少量で十分です。

接点復活剤でも直らない場合はどうすればいいですか?

ポット自体が摩耗している可能性が高いため、ポット交換を検討してください。部品代は1個1,000円前後で、ハンダ付けができれば自分でも交換できます。

ポットの抵抗値はどれを選べばいいですか?

元のポットと同じ値を選ぶのが基本です。目安として、シングルコイル搭載機は250kΩ、ハムバッカー搭載機は500kΩが一般的です。ポット本体の刻印を確認してください。

まとめ|ガリ対処は「軽い順」に試す

ガリ・ノイズの対処は、①接点復活剤(数百円)→ ②ジャック清掃・増し締め → ③ポット交換(1,000円前後)の順で、軽いものから試すのが鉄則です。ジャンクギターの「安さの理由」の多くは、実はこの程度の不調だったりします。数百円と少しの手間で蘇る一本、ぜひ自分の手で直してみてください。

※本記事は一般的な手順の紹介です。作業は自己責任で、安全に十分配慮して行ってください。

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