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スタジオ練習、ライブ、友達の家でのセッション——ギターを持ち出す機会は意外と多いもの。でもギターは大きく、そして意外と脆い楽器です。
「電車で運んだらぶつけた」「自転車で運んで落とした」——こうした事故は、ケース選びと運び方で大半が防げます。この記事では、ケースの種類別の使い分けと、移動手段ごとの注意点を解説します。
ケースは3種類|守る力と重さのトレードオフ
| ソフトケース | ギグバッグ | ハードケース | |
|---|---|---|---|
| 保護力 | △ 最低限 | ◯ 実用十分 | ◎ 最も安心 |
| 重さ | ◎ 軽い | ◯ そこそこ | △ 重い |
| 持ち運び | ◎ 楽 | ◎ リュック型が便利 | △ 手持ちが基本 |
| 向く場面 | 近所・車移動 | 日常の持ち運び全般 | 長距離・保管・大切な楽器 |
ソフトケース(薄手)
ギター購入時に付属することが多い、薄い布製のケース。ホコリよけ程度と考えてください。ぶつければ中身に衝撃が伝わりますし、雨にも弱いです。車移動や、すぐ近くへの移動なら問題ありませんが、電車移動には不安が残ります。
ギグバッグ(クッション入り)|最も実用的
厚手のクッションが入ったケースで、多くの人が日常的に使っているタイプ。リュックのように背負える製品が多く、両手が空くのが最大の利点です。ポケットが付いていれば、シールドやチューナー、譜面も一緒に運べます。
選ぶときは「クッションの厚み」と「ヘッド部分の保護」を確認してください。ギターで最も壊れやすいのはヘッド周辺なので、そこがしっかり守られている製品が安心です。
ハードケース
硬い外装で覆われた、最も保護力の高いケース。長距離の移動、飛行機での輸送、そして長期保管に向いています。ただし重く、電車での取り回しは大変。日常使いには不向きな面もあります。
▶ 保管については:ギターの正しい保管方法|湿度・置き場所・弦の張力
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移動手段別|気をつけること
電車・バス
- 背負ったまま人混みに入らない:振り向いた瞬間、後ろの人にぶつかります。混雑時は前に抱えるか、足元に置いて手で支える
- ドア付近を避ける:人の出入りでぶつけられやすい場所です
- ヘッドを上に、立てて持つ:床に寝かせると踏まれる危険があります
- ラッシュ時は避ける:可能なら時間をずらすのが、ギターにも周囲にもやさしい選択です
自転車
正直に言うと、あまりおすすめしません。背負って乗ると重心が高くなり、風にあおられてバランスを崩しやすくなります。ケースが車輪や地面に接触する事故も起きています。
どうしても自転車で運ぶ場合は、ゆっくり走る・急ブレーキを避ける・雨の日は乗らないを徹底してください。なお、地域によっては大きな荷物を背負っての運転に関する規制がある場合があります。安全面からも、心配なら公共交通機関を選ぶのが賢明です。
車
- 夏の車内に放置しない:温度が非常に高くなり、塗装や接着部分を傷める恐れがあります。これは本当に危険です
- 横倒しにして荷物を乗せない:上から重いものが乗ると、ネックに負担がかかります
- 急ブレーキで転がらないよう固定:座席のベルトで留めるなど、ひと手間を
飛行機・長距離
預け入れる場合はハードケースが基本です。さらに、気圧や温度の変化に備えて弦を少し緩めておくという対策を取る人もいます。航空会社ごとに楽器の取り扱いルールが異なるため、事前に確認しておくと安心です。
持ち出す前のひと手間
- ヘッド周りに緩衝材を:タオルを1枚詰めるだけでも、ヘッド折れのリスクが下がります
- ケースのファスナーを確認:閉め忘れて中身が落下——意外とよくある事故です
- 雨対策:ケースは防水ではありません。雨の日はビニールカバーがあると安心
- 持ち手の劣化チェック:ハンドルやストラップの縫い目が傷んでいないか、たまに確認を
よくある質問(FAQ)
ギグバッグとソフトケースは何が違いますか?
明確な定義はありませんが、一般的にソフトケースは薄い布製でホコリよけ程度、ギグバッグは厚手のクッションが入って衝撃をある程度吸収できるものを指すことが多いです。日常的に持ち運ぶなら、クッション入りのギグバッグをおすすめします。
電車でギターを運ぶときのマナーは?
背負ったまま人混みに入ると、振り向いた際に周囲へぶつかる恐れがあります。混雑時は前に抱えるか、足元に立てて手で支えてください。ドア付近は人の出入りが多いため避け、可能ならラッシュの時間帯をずらすのが安心です。
夏に車の中へギターを置いておいても大丈夫ですか?
避けてください。夏の車内は非常に高温になり、塗装の変質や接着部分の劣化を招く恐れがあります。短時間でも放置は危険ですので、必ず持ち出すようにしましょう。
ケースはどれくらいの価格帯ですか?
製品によって幅がありますが、クッション入りのギグバッグは数千円台から、ハードケースはそれより高めの価格帯が一般的です。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。
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まとめ|日常使いはギグバッグが正解
ケース選びは、日常の持ち運びならクッション入りのギグバッグが最もバランスが取れています。長距離や保管にはハードケース。そして移動中はヘッドを守り、夏の車内には絶対に放置しない——この2点さえ守れば、大きな事故はほぼ防げます。
※本記事は一般的な情報の紹介です。交通機関の規則や航空会社の楽器取り扱いルールは変更される場合がありますので、最新の情報は各事業者へご確認ください。

